笑顔あふれる園児が集まる幼稚園。そこに設置されている自動ドアは、センサーが園児や先生を感知してタッチスイッチを押すと開くタイプ。どこにでもある、よく目にする自動ドアですが、隠された危険が潜んでいました。
自動ドアの故障をきっかけにお問い合わせをいただき、初めての訪問。自動ドアの設置状況や通行者に確認していたとき、気づいてしまったのです。園児みずからタッチスイッチを押して、外に飛び出してしまう可能性があることに。
そこで提案したのが「タッチスイッチの位置変更」。園児が手を伸ばしても届かない位置にすることで未然に危険から身を守れることを伝えると、とても喜ばれました。
このような事例もあります。
地域の方々が通院される病院。体調不良で来院された患者さんが自動ドアのタッチスイッチに触れる。そこに別の患者さんが来て同じタッチスイッチに触れて自動ドアを開ける。当たり前の光景ですが、もしも咳をした手で触れていたら、ウイルスが付着している可能性もあります。
タッチスイッチから感染するかもしれない。修理のご依頼をいただい際に気づいた点を病院にお伝えし、感染防止の一環としてタッチスイッチから「非接触のタッチセンサー」を提案。すると、提案内容にとても感動され、すぐに取り替えることになりました。
自動ドアがある生活が日常になると気づきづらいことも、自動ドアのプロだからこその視点で気づくことができる。
1台1台の自動ドアが置かれている状況を把握し、自動ドアごとに内容を変えて提案し、ユーザーが喜んでくれる。
感謝の声をもらったときは信頼を勝ち得たのだと実感します。